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しばらく 西新店

Category : ラーメン |

福岡で地元の人に連れていってもらった店です。

かなりの老舗。最初にすりごまを入れたお店でもあるようです。
狭い路地にひしめく繁華街の一角にあります。
ネットで検索すると一度倒産してるようですね。

昼2時を回ってますが店内は賑わってます。半分は酔客ってところがまた素敵です。

テーブルには大きな器に入ったすりごま、紅ショウガ、柚子胡椒などの薬味が並びます。
なんと福岡に来て初めて好みの薬味を投入出来る店に来ました。
先の2店はちょっと異質でしたね。
「福岡の人はおやつ感覚でラーメン食べる」をようやく体現できそうです。


しばらく

写真は高菜ラーメン(カタ)600円。
「力ラーメン」なんてのも興味ありましたがおそらく餅がのってるだけというオチっぽいのでわりと普通のを。
底の浅い器、下に置かれた敷き皿「いかにも」というビジュアルです。

スープをずずっと一口「ああ、これこれ」

海の向こうでイメージしてた「豚骨ラーメン」に最も近い物が出てきました。
表面の脂がカップ麺の「後入れ油」を再現してるとここで納得できます。

スープは想像よりも奥行きがあり「地元ではあっさり系」と言われているというのが意外でした。
豚骨特有の臭みはあまり感じません、というか山岡家とかの方がよっぽどアレですよね。
でも野趣、のようなものは感じます。この辺をちゃんと取り除くのが近代の豚骨ラーメンなのでしょう。

味付け自体はけっこうしっかりしているように感じました。それでも道内のラーメンに比べたら控えめですね。
使われてる素材は少なめな印象です。

麺は極めて博多、という感じです。
これ自体は好きですが他店と違いを見つけられるほどの経験値もないのであまり気にせずにいただきました。

その後はテーブルの薬味をちょこちょこ投入します。
しっかり取られたスープ自体が変化を求めさせるというか、薬味の要求を許す余裕があるんですね。多少雑に入れても美味しい。
最初からあれこれ乗ってるとうるさいでしょうけど、後から酸味や辛みが追加されるとスープをちまちま楽しむ事ができます。

「ラーメンはおやつ」という言葉は道民にはイマイチ理解しがたいものなのですが、暖かい地方の方はフラリと出歩いてパパッとラーメン食べて帰る、みたいなイメージなのでしょうね。
といっても量が少ないってわけでもないんですよね。替え玉したらちょっとキツいくらいでしょう。
ここは色々考察する余地がありそうですね。
地域と食文化の関係は奥が深そうです。

ここが福岡に来て一番イメージに近いラーメンでした。もっと言うと一番食べたかったタイプです。

前日食べた先鋭的な店も美味しかったですが観光では美味しさ以外の要素(街の匂い、空気などなど)も大切でして、大きな願いが一つ叶った気分でお店を後にしました。
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