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生成

Category : ラーメン |

苫小牧バイパス沿い、花園町にあるお店です。

以前は日新町にありましたね。
当時は看板の無い真っ白な外観の店舗で非常に目立つお店でした。
当のご本人達はまるっきり目立つつもりなんて無さそうなのがまたアツいというか。

店内は喫茶店の居抜きっぽい落ちついた雰囲気です。
その中でその雰囲気をさらに濃密に煮詰めたようなご夫婦が調理、接客をこなします。
厳密に言うとご主人が接客を担当することは、まずありません。
「ストイシズムからにじみ出るダンディズムが醸し出すダンマリズム」とか書くと全くもって意味不明ですが、ここ訪れた方なら分かってもらえると信じてます。

ピカピカの厨房器具を眺めながら到着を待ちます。

IMG_2189.jpg

写真は塩らーめん750円。

店内に貼られているメニュー表なんですが、一番下の部分が折り曲げられて隠されていて非常に気になります。
時々登場するメニューとかなんでしょうか。
まあ「ライス」とかなんでしょうけどね。

話は戻りまして、実際ここで食べた事が無くてもこのビジュアルでピンと来た方もいらっしゃると思います。
そうです1990年代にラーメン界を風靡した「山頭火」です。
こちらの店主は山頭火で店長を勤められた方だそうです。
日新町の店舗も元々は山頭火だったそうです。

スープをずずっと一口「・・・薄くね?」
魚介と豚骨主体のスープですが、昨今の流行りの濃厚さはどこ吹く風。
おそらくきっと食べた誰もが薄いと感じるのではないでしょうか。

でもね、薄かったんですよ。山頭火って。
私も札幌在住時に初めて山頭火を食べた時の感想も「薄くね?」でした。
当時のラーメンに対するアンチテーゼのようなスタンスで業界に乗り込んできたラーメンでした。
そんでそれよりももうちょい薄いです。
その分塩分とおろしニンニクが際立っているように感じます。

意図的にそうしているのか、無意識なのか、単に私の思い違いなのかは不明です。
私は定期的にこの味が食べたくなるのでそこまで大きなブレはないのではないかと思われます。

麺は加藤ラーメンの低加水ストレート細麺。旭川ラーメンの定番といってもいい麺です。
茹で加減も絶妙でわずかに芯が残った状態です。
いいですよね、この麺、大好きです。柔めに茹でられててもけっこう好きです。「ラーメン食ってる」って感じがするんですよね。まあ他の麺でもするんですけど。ここは格別です。

醤油で煮込まれた肉がですね、結構へヴィーに入ってます。
ゴロゴロしてて、噛むと簡単にに繊維がほぐれるタイプです。
私は好きだから何も問題ないですけどここの味が好きな人にはちょっと重いかも。


有名店で修行した後、そのお店の味をそのまま引き継いで独立、というあるようでなかなかないスタイルのこちら。
「俺にはこれしか出来ないから」というダンディズムを漂わせていてなかなか素敵だと思います。
どんだけテンポが速い曲でも黙々とダウンピッキングを刻み続ける松井常松氏のようです。


苫小牧の支店は無くなり、道内でも数少なくなってきた山頭火の味をいつまでも守り続けてほしいものです。

刺激や変わり種のラーメンに疲れたとき私はまたこちらの暖簾をくぐる事でしょう。
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ラーメン木曜日

Category : ラーメン |

前回こちらのお店についてけっこう批判的な事を書いたので自分の中でイメージを更新したくて行って参りました。

味やお店の雰囲気に関しては基本感じたままを書くようにしてますので、好きな方やお店にはいささか不快で間違いばかりのブログかもしれません。

そういう事が何となくわかっていてもテンプレートを張り合わせたような提灯記事は意味が無いと考えてますのでこのまま行こうと思います。
まあここなんてラーメンブログの極北ですからね。実際の影響力なんてほぼゼロですよ、と自分に言い聞かせてみます。


大雪の影響で4時間のドライブの末たどり着きました。
いつも通りレゲエが流れる店内。気分が少しだけ南下していくようです。

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写真はノーマルの醤油ラーメン500円。

レンゲでスープをすくった時点で煮干しの良い香りがします。
ずずっと一口「やっぱこれだよね」

知識として知っている「鶏と煮干しの旨味相乗効果」を体感出来るスープです。
魚介が控えめってわけでもないのですがえぐみや生臭さなどは無く、道民の私でも抵抗なく味わえます。

喉に引っかかるようなタレの甘さがちょっと気になりますが、甘さが味のボトムを支えてる事はよくある話なのでこれはこれでアリかと。

麺は全粒粉のつぶつぶが見える自家製麺です。
ストレートなのはともかく太さが絶妙かつ微妙で、どことなく不思議な気分になる麺です。
このお店の個性であり、魅力でもあるのですが道民には若干の「食べ慣れ」が必要な麺なのではないかと。


やはり前回の煮干し醤油よりノーマルの醤油の方が整合感は断然上ですね。
この値段でこれが出てきたら誰でもちょっと嬉しいはず。


こちら味わいは非常にやさしく、値段も財布にやさしいのですが、やってる事はけっこう脱札幌的というか、値段もある意味攻撃的ですよね。ラジカルというか。

店内にレゲエが流れてて穏やかな空気の店内ですが実はレゲエって「レベルミュージック」と呼ばれる批判や解放をテーマとした曲が非常に多いんですね。

イギリスの植民地だったジャマイカは独立後非常に不安定な状況で、その不満や不安をストレートに表現したのがレゲエの原点と呼ばれています。


流行りに流されやすい札幌のラーメンシーンの抑圧からの解放をラーメンで表現してるとすればこちらは間違い無くジャマイカンレゲエから発生したレベル・ラーメンと言えるでしょう。

そんな事無いですね。失礼しました。

でもそんな解放感をこちらのラーメンから感じる事が出来るのが私なのです。

道の塩(つけ麺 道)

Category : ラーメン |

二郎を完食し、店主に軽く会釈して店を出ると目の前には環七線が広がります。

今回は基本ノープランの旅だったので胃の中の二郎を消化する意味合いも兼ねて、ラーメン屋がひしめく環七通りをちょいと歩いてみました。

その前にローソンでブレスケアを忘れずに買います。

しかしラーメン屋多いですね。「くるまやラーメン」「花月」「大勝軒」なんて聞いた事あるレベルの店もぞろぞろ出て来ます。でも時間帯も早いせいかどこも客入りはイマイチです。
早くから車がびっしり停まってたのは「スシロー(回転寿司)」ですね。ちょっと食べてみたかったです。

そんなこんなで青砥駅までびっしり2時間ちょい歩きました。もう歩けない、というか歩いてたら間に合わないと判断してバスに乗り込みました。

目指すは亀有。昼間から営業してるいい感じの飲み屋に後ろ髪引かれながらこちらへ。

下町の商店街に突如現れる20人以上の行列に並びます。

つけ麺がお目当てだったんですが店内からバイトっぽい女の子がタタタとやってきて「本日は都合によりつけ麺は提供できません。塩ラーメンのみの提供になりますっ!」とけっこう衝撃的なアナウンス。
数名の離脱者が発生して行列が少し緩和されます。

それでも1時間以上は待ちましたね。

私も離脱しようかと思ったんですが他の候補でも待たされるのが目に見えてるので前に並んでるバンドやってます的な若者の会話にうんうんうなずきながらようやくのご招待。

まあ座ってからもそこそこ待たされるんですけどね。

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写真は塩ラーメン(並)750円。別皿でレモンもついてきます。

どれどれどうですかね


スープをずずっと一口「おおう・・・」


脳がホワっと何物かに覆われてしまう感覚に包まれます。

濃厚な鶏白湯に魚介も効いてる昨今の流行り系なのですが、こんなのどうやって表現したらいいんだ?ってこっちが聞きたくなるくらいの一体感というか「はじめからそういう味のする物体」とでも言いたくなるくらい絶妙なスープです。

塩味は控えめでしょうか。物足りないと思わなかったのはスープばかりレンゲですくって飲んでた記憶から何となく読み取れます。

麺は白い緩めのウェーブの中太麺。スープとよく合う、というかスープの邪魔をしない麺であり、ごく個人的には麺とか要らないよな、と思えるくらいスープがうまいです。

具材も凝っていて、味玉にアーモンドみたいな味付けがされていたり、チャーシューもきめ細かい食感だったりしてたのですがやっぱ要らないな、と思えてしまう。

でもレモンは嬉しいですね。絞ると味が軽くなって旨味も増幅される気がします。


スープが衝撃的にうまかったって事しか書いてない気がするんですがとりあえずそれは自信をもって言えます。

でも麺はこれがベストなのか?と聞かれるとうまく言えないというか、昨今の濃厚スープを食わせる麺としての役割は十分果たしていますし、何も不可は無いように思えるのですが、なんかもっと相乗効果を引き出せる麺があるんじゃないのかな?という無い物ねだりをしてしまう部分がありますね。

少なくとも先述の「麺は要らない」という発想はポジティブじゃないですよね。

ここまで圧倒的なラーメンを食べておいてこんな事言う私もちょっとアレですが、なんつーか「アイツの横にはいつもコイツがいてそれが最高なんだよ」っていう男の子が惹かれる「コンビの格好良さ」が足りない気がするんです。

猪木に藤波、ミックにキース、キヨシローにチャボ、ゴンにキルア、ルパンに次元、松本に浜田。

天才的な能力の主人公の暴走を引き止め、サポートし、時にはぶつかる。そんな相棒がいつも傍らにいるだけで彼らは何倍も輝いて観る者を惹き付けます。

楽しいじゃないですか、こんなスープとコンビを組める麺が現れるかも、という妄想が出来る事実。


幸せは途切れながらも続くのです(「スピカ」スピッツ)

ラーメン二郎 環七一之江店

Category : ラーメン |

池袋の夜を天下一品で〆ての翌朝、快晴の日曜の朝は船堀のホテルから環七通りまで歩きます。
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30分もかからずにこちらに到着します。

「ラーメン二郎」
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札幌二郎インスパイアを食べた者としては避けては通れないお店です(そんなことないか)。
なんか札幌にも店舗が出来るような情報が飛び交ってますね。

こちらは二郎の中では初心者向けらしく(ネット調べ)系列店でめずらしく日曜も営業、開店時間も食べ歩きに優しい10:30とのことで私にぴったりと判断して訪問しました。

10時前に到着したのですがさすがに誰も居ません。
このまま待つのもなんかもったいないので一之江駅周辺を散策して20分前に戻ってみたらすでに6、7人の並び。

しまった!くそっ私のファーストロット(二郎用語)が!

食べる前からちょっとした敗北感を抱えながら列に並びます。まあこの人数ならファーストに滑り込める可能性は大です。

開店10分前に中から店主が出て来て「どうぞ」との声。早い!

ちょっと古めの券売機で食券を買いプレートをカウンターに置きます。
パチンと音を立てて置く(二郎用語)のは忘れてて出来ませんでした。

微妙に緊張感漂う店内。まあ緊張してるのは私だけなんですが。
コール(トッピングのオーダー:二郎用語)の仕方はネットや札幌のインスパ店で事前に学習済みですから恐れる事はなにもありません。
「ニンニク入れますか?」の問いに「はい」と答えるのみです。

先客の麺が茹で上げられてドンブリに盛られています。

しかし店主が最初の客に向けて放たれた言葉は「どうします?」

え?「ニンニク入れますか?」じゃないの?
ニンニクはコールしなくても入ってるの?入ってないの?
パニックになります。

そうだ、7人いれば誰かニンニクコールするだろ。それを真似ればいい。
異常な集中力で先客のコールに耳を澄まします。
「ヤサイ」
「ヤサイアブラ」
「ヤサイカラメ」


誰も言わない・・・。



唯一入れたと思われるのは「全部」というコール。これじゃわかんねえよ!

そうこうしてる間に私の番が来ました。もう開き直るしか無い。
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!

覚悟を決めて若干ふてぶてしく「あ、ニンニク」と一言。

店主「はい」

通じた!

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という心臓バクバクの試練を乗り越えてた私に提供されたぶた2枚入り小ラーメンニンニクのみ600円

これから連食なので小にしました。キャベツ多いですね。

ヤサイの隙間からスープをずずっと一口「肉のうまみ!」

スープの寸胴に大量に浮かぶ豚肉からのプラシーボでしょうか。肉汁のようなうまみが口に広がります。
甘さもしょっぱさも想像より数段弱め。食べやすさを重視した「シャカリキ」よりも弱めじゃないでしょうか。

麺は太めですが平打ちっぽいストレート。柔めの茹で加減で小麦の風味やゴワゴワ感などはありません。

少し食べてから気がつきましたが脂が乗ってません。これもコールで乗るんですね。
脂は無くても物足りなく感じませんでしたね。それくらい食べやすい。

ブタは柔すぎず硬すぎず、これなら5枚でもいけたかも。

お店を出るときにはご年配のお客さんも、なんか地元に愛されてるお店のようですね。

過度なジャンクを期待して行ったわけじゃないのですが、もうちょいハードル高いと思ってました。
普通に食べやすくて美味しいラーメンでした。

こういうお店も必要なのでしょう。


1970年代からアンダーグラウンドな人気を博し、ここ数年で一気に人気が爆発、全国に亜流店を増殖させたという二郎。
お腹を空かせた学生中心の客へのサービスとして要望に応えた野菜マシ、各種コールの数々、低料金、自家製麺などの一貫した独自性は味よりもその精神に客が魅入られてようにも見えます。


ここで頭に思い浮かぶのが日本のハードコアパンクシーンの「Hi-STANDARD」というバンドです。

DIYの精神を掲げた彼らはメジャーのシステムを否定し、可能な限りの活動を自身で行い、オーディエンスのためにチケットを低価格に抑えるなどの地道な活動を続け全国の音楽ファンの共感を呼び、やがて巨大なムーブメントを引き起こします。

その後彼らの音楽や格好を真似てメジャーシーンで活動するバンドも多く現れまして、それはそれで人気を博したりしてますが、それはあくでまでもブームの中で生まれた似て異なる存在でしょう。

やはりパンクというのは精神なのです。
そして私はその精神の多くを二郎にも感じる事ができるのです。

また、パンクというととにかく世間に対して反抗的な存在のような扱いを受けることが多いのですがそれは間違いで「自分自身に忠実に生きている結果」としてたまたま世の中のルールから外れてしまっただけなのだと私は考えます。

二郎が「今目の前に居る客を大切にする」という姿勢を貫き通した結果現在の姿になったわけで、それは時として常軌を逸した盛りや味付けになってしまい、世間からは「こんなのラーメンじゃない」などの非難を浴びたり奇異の目で見られる事もしばしばです。

それでも「そんなの関係ない。今が大切なんだ(NO FUTURE)」という声が聞こえてくるようなラーメン。

やはり二郎はパンクなのです。

天下一品 池袋店

Category : ラーメン |

ドリルマンを去って池袋のライブハウスでお目当てバンドのライブを楽しんだ時点で私は結構な酔っぱらいでした。
何しろ1000円でドリンク飲み放題だったのです。好きなだけロックと酒を楽しめるなんて最高。
こういうサービス札幌でもどんどんやってほしいですね。
我慢しながらちびちびプラコップのビール飲んでも楽しくも何ともありませんよ。

ほろ酔いで雑然という言葉をそのまま町にしたような池袋を徘徊します。
終電まで30分というシビアな条件でこちらを偶然見つけてしまいました。
まあ、乗り遅れたらどこかで朝まで飲んでもいいですしね。

言わずと知れた有名店です。
ただ北海道には店舗が無いので食べてみたかったお店です。
先ほど知ったんですが札幌に進出するそうですね。

店内はそこそこの客入り。
グループ客は2階席に通されます。

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写真はたしか「こってり並」700円。

まあドロドロでこってりしてますね。
「スーパースター」より濃いめで「まるは健勝丸」よりライトといった所でしょうか。

でもこのスープの原材料鶏メインなんですよね。
豚骨メインの店と比較されるくらいの濃度ってのがちょっと凄いですね。

味付けは薄めです。卓上の醤油ダレで調整するのが基本のようです。
脂分はそれほど感じませんがこれだけ乳化してるんだから相当でしょう。

辛めのネギがスープによく合いますね。たしかに乗せ放題だったら嬉しいですね。

麺は細めだってことだけは憶えてます。スープが凄過ぎてスープを食べさせるための麺だなーって印象は残ってます。

途中で辛みそを混ぜたり、酢を垂らして楽しんだりしてる間に終電15分前。
あわてて会計してドロドロスープに別れを告げます。


やはりこれだけの味なら信者レベルのファンがつくのもわかりますね。
ジャンクフードとしての中毒性がありながら原材料が鶏っていう一筋縄ではいかない所も京都っぽいというか。

これだけの個性を放ったまま全国レベルで売れ続けるという偉業はリスペクトに値するでしょう。

私は売れてるから好きとか嫌いという価値観がないタイプの人間で、売れるためだけに存在する音学もべつにあっても良いと思うし、売れてなくても好きな音楽はいくらでもあります。ラーメンも然り。

開店から様々試行錯誤はあったと思いますがこれだけ強烈な物が売れているという実体だけはちょっとすごいなと感動してしまいます。

このラーメン自体が巨大な怪物のような印象さえ受けます。

この感じは前作から突如猛烈な進化を遂げ、巨大な音像でシーン全体を覆い尽くし、そのまま世界一のロックバンドに君臨してしまったイギリスのロックバンド、「RADIOHEAD」の「OKコンピューター」を聴いた時によく似ています。


「檻の中のブタ 抗生物質漬けのブタ(Fitter Happier)」


あの濃厚鶏スープを思い出すたびこの歌詞のような豚骨へのアンチテーゼを感じるのです。

まあ当然冗談ですけどね。


ネット通販も試してみたいですがそれより先に札幌店ができればいいなあ。
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